薬の準備・管理のストレス

薬の準備・管理において、まずは確認すべきことがあります。それは、与薬は医療行為なので、原則として「看護師の管理のもと介護者が与薬介助をできる」ということです。

1.介護職員が与薬介助というスタイルの問題点

施設介護の現場の与薬では、次のような分業が一般的なスタイルです。

  1. 看護師が薬の準備と管理、配薬をする
  2. 介護職員が利用者に与薬をする

実は、看護師や介護士は、これらすべてに強い不安とストレスを感じています。

2.看護師も介護士も誤薬が心配

看護師は、介護士が誤薬をしないか不安をもっています。また、介護士が誤薬をした場合の責任の所在も不安をもっています。なぜなら、与薬は医療行為だから。そして、看護師の管理のもと介護者が与薬介助をできるからです。

  • 一般的な介護施設では、夜勤をする看護師はマレ
  • 朝食時、一般的な介護施設では看護師はまだ出勤していない
  • 外出リクリエーションに看護師が同行するのはマレ

自分(看護師)がいるときにも誤薬が起きないか気を使いますから、朝食時や外出時はさらに不安になります。これは介護士も同じで、看護師がいてもいなくても誤薬にはすごく気を使うようです。

3.看護師の仕事も多岐にわたる

介護士の仕事も多岐にわたりますが、看護師はそれ以上に責任がかかる仕事がたくさんあります。

  • 利用者の健康チェック
  • 創処置
  • 薬の管理
  • 急変時の看護
  • 感染防止対策
  • 健康データの管理
  • 治療経過の管理と実施
  • 家族との連携
  • 終末期ケア

そのため、看護師は次のような課題を指摘されています。

  • 医療が必要な方が増えているため、現状の配置基準では対応が出来なくなっている
  • 医療業務や、受診も多いため、負担が大きい
  • 急変時、受診対応、高齢化、重度化等対応が多い
  • 救急時等は、対応が困難

くり返しますが、介護施設における看護師の業務はどれも責任が重い仕事です。また、仕事も多岐にわたりますから、その業務を削減できるかできないのか。それが、看護師の定着と新規採用に大きく関わることは想像に難くありません。

4.薬の準備・管理業務からの解放

薬局と連携することで、看護師や介護士の業務を削減できます。また、誤薬などヒヤリハット事例の削減にもつながりますから、看護師や介護士のストレス軽減にもつながります。

詳しくは、「薬の準備・管理業務の削減」をご覧ください。

まとめ

薬の準備・管理業務の削減は、看護師に限らず介護士の業務を大幅に減らすことができます。また、なにより誤薬のリスクが減りますから、ストレス軽減効果は計り知れません。

さらに、施設調剤コンサルティングのメンバー薬局との連携は、求人広告費の削減にもつながります。お役立ていただければ幸いです。